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合格発表と不動産鑑定士の年齢層
平成29年の不動産鑑定士の合格発表がありましたね。 合格された106名の方おめでとうございます。
次は実務修習ですね。 平成27年は100人、平成28年は103人だったので最近は合格者100人前後で調整しているようですね。
合格率が14%台とやや高くなっているのは不動産鑑定士の高齢化の問題があると思われます。
詳しくは以下の国交省の資料を見てもらえればわかりますが。
不動産鑑定士は60才前後と40才前後の団塊の世代と団塊Jrの世代が多くなってます。
そのうち、団塊の世代がそろそろ一線を退いてきているので不動産鑑定士の確保が必要になってきています。
ですので、今後も合格率はやや高めで推移するのではないでしょうか。科目別合格を導入するとか言ってますしね。 資料
不動産鑑定士の人数は少ない
不動産鑑定士の人数は平成29年度で9532人となっており、弁護士の36415人、税理士の77008人、司法書士の22283人と比べるとかなり少なく、また、業務内容のほとんどがBtoBなので一般の知名度はほとんどありません。
市場規模も小さいよ
不動産鑑定の市場規模も500億程度と言われており、調べたらロボット掃除機市場、打ち上げ花火市場、スマートフォンの保護フィルム市場と同規模らしいです。小さい市場規模ですね。
最後に
不動産鑑定士はなかなか厳しい現状なのは確かとは思いますが、公的な仕事(地価公示等)があるので他の資格と異なり収入がゼロとかないのかなと思います。
その点でほかの資格よりは独立しやすく良い面ですね。 合格された方はこれから就職活動が大変ですが、証券化をしているような大きな不動産業者に入ってとりあえず案件をこなすことがまずは大事だと思いますのでがんばって、大手を受けてみましょう。