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不動産鑑定士試験における会計学に位置づけ
不動産鑑定士試験の会計学は2日目の午前中にある科目です。
午後は一番重要な科目である鑑定理論があるため大成功も大失敗もなく無難にこなしたい科目となっています。
会計学は暗記科目ですので、けっこう勉強時間を必要とする科目です。
私の場合、勉強時間の比率を全部で10とすると、
鑑定理論:5
会計学:3
民法:2
経済学:1若しくはテスト前だけ少しするぐらいでした。
勉強時間の配分は以上のような感じでした。
鑑定理論はいわずもがな勉強時間が一番かかります。本試験での配点も大きいのでしっかり勉強する必要があります。
その次に来るのが会計学です。
民法、経済学に比べて暗記の要素が大きいので毎日ある程度の時間を使ってコツコツ定義などを暗記していく必要があります。
民法では論点が分からなかったり、経済学では知らない経済学のモデルが出題されると大きく減点してしまいますが、会計学はそのようなことがなく、暗記さえがんばればある程度安定して得点を獲得することが可能な科目となっています。
どちらかと言うと試験問題によって当たり外れがない科目なのでがんばって勉強すればそれが点数にかえってくる科目と言えます。
不動産鑑定士試験における会計学の勉強の仕方
テキストは一つだけを使う
私は会計学を勉強するとき暗記カードだけを使っていました。
amazonでは古いやつしか販売されていないみたいですが、今も売られているのでしょうか。
私は、これにすべてを書き込んでこれしか見ない感じで使っていました。
理由はいろいろありますが、まずテキストを全部持ち歩いていると重くてしかたないのがあります。
また、暗記する場合は使うテキストを一つに絞ったほうが絶対に覚えやすいです。これは全科目に共通していえることです。
私の場合は、暗記カードのページの右上に書いてあったなとか思い出しながら試験問題を解答していました。
暗記カードはそれ一冊だけでは内容が薄いので、テキストの重要だと思われる内容を書き込んだり、テストで出た問題の解答を切って貼ったりして使っていました。
自分で使いやすいようにカスタマイズして、常に持ち歩いてコツコツ暗記するようにしましょう。
予備校のテキスト・過去問以外は基本勉強しない
会計学や経済学・民法などは他の国家資格でもある科目なのでもっと勉強したほうがいいのかもと思って手を広げがちですが、会計学は別に難しい問題を解く必要はないので、税理士や公認会計士などの専門書にまで手を出す必要はありません。
予備校レベルの問題を確実に解けるようにし、他の受験生と差を空けられないようにしましょう。
他の専門書で勉強するとしても不動産に関する減損会計の分野とか最近改正された分野とか絞って勉強するようにしましょう。
やり過ぎるときりがないのでかえって非効率になります。
財務諸表間のつながりを意識する
会計学を勉強する上では貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書のつながりを常に意識して勉強するようにしましょう。
この3つをまずはしっかり覚えてしまいましょう。
そのうえで各論点を勉強する際には貸借対照表で言えばどこにあたる論点かを意識しながら勉強することで、点と点ではなくつながりを意識して勉強できるのでより理解が進み、また暗記もはかどるでしょう。
当サイトでは他の科目の勉強方法についても書いているので参考にして下さい。