点数の取りやすさは「文章理解→情報→政治・経済・社会」の順番です。
型が決まっている文章理解はしっかり対策をたてることで満点近くの点数を取ることが可能です。
一方、政治・経済・社会は範囲が広いのでなかなか勉強をするのが難しい科目です。
勉強するときも強弱をつけて勉強するようにしましょう。
一般知識は例年14問出題されるので8問以上正解することを目安に勉強するといいですよ。
タップできるもくじ
一般知識は足切りに注意
一般知識は例年14問の出題となっていますが、足切りのラインに注意してください。
法令科目でどんなに高得点を獲得しても、一般知識で6問以上(24点以上)正答できないと不合格となってしまいます。
よってウエイトは高くはありませんが、しっかりと勉強するようにしてください。
また、合格者の多くは8問以上正解しているので、その辺の点数が取れるまでがんばって過去問をやりこみましょう。
政治・経済・社会の勉強法

政治・経済・社会は一般知識14問のうち、7問~8問ほど出題されており目標正解数は3問です。
範囲は非常に広く、時事問題に対する知識や社会問題に対する幅広い基礎知識が問われます。
ピンポイントで学習対策をしにくいですが、日ごろからニュースに触れることでこれはなんとなく違うというのが見抜けるようになってきます。
学習初期の段階から、アンテナを張りながら、ながら見でも構わないので、ニュースや日経新聞等を使って情報を集めていくといいでしょう。
本でまとめて時事について知識を吸収したい人は、以下の本がおすすめです。
政治・経済・社会などの項目ごとにわかれていてフルカラーなのでとても読みやすくなっています。
最終的には、テキスト、模擬試験や予想問題等を使いながら、全体的な理解を深めてください。
情報通信・個人情報保護の勉強法

一般知識科目の中では、最も重要な分野です。
毎年3問~4問の出題となっており、目標正解数は3問です。
政治・経済・社会と比較して、的を絞った学習が行いやすい科目と言えるでしょう。
「情報通信」の分野からは、インターネット用語の知識を前提にした問題が出題されます。
行政書士試験における情報通信の科目は、深い知識よりも幅広い知識を網羅的に身につける必要があります。
よって、この分野は重要条文をしっかりと押さえておけば、殆どの問題を正答できるようになります。
テキストに掲載されているインターネット用語を押さえて、さらなる補強が必要であれば総務省の「国民のための情報セキュリティサイト」を読んでみると良いでしょう。
「個人情報保護」の分野は、法令科目と同様に条文の理解を深めてください。
試験前の夏ごろから本格的に学習を開始して、繰り返し過去問を解き、その都度条文を確認してください。
効率よく学習を進めれば、出た問題は必ず正答できるようになります。
文章理解の勉強法

文章理解は毎年3問程度出題されており、目標正解数は3問です。
文章理解は、大学入試試験の現代文と同様のイメージを持って頂けると良いでしょう。
レベル的にも大学入試程度で、要旨把握型、並べ替え型、空欄補充型、下部説明型等の形式があります。
あまり時間をかけることは得策ではありませんが、過去問に収録されている問題を解いてみて、得手不得手を確認してください。
漠然と解くのではなく、効率よく確実に正答できるように、合理的な解法を意識しながら問題慣れしてください。
文章理解は知識がいらないので、誰でも取り組みやすいですが、確実に3点取るようにして足切りを回避しましょう。
文章理解がどうしても苦手!という人は問題を繰り返し解くのもいいですが、問題の解き方自体をもう少し身に着けたほうがいいかもしれません。
下の本を読んで、文章理解の解き方をしっかり理解したうえで問題に取り組むと正解率もあがっていくでしょう。
行政書士の独学勉強法や記述式の攻略法などもっと勉強法を知りたいという人は下のサイトを参考にしてください。