過去問を効率よく勉強するためにはちょっとしたコツがあります。
この記事では初級と上級にわけて効率的に過去問を勉強するコツを紹介していこうと思います。
過去問の勉強法 ー初級ー

まずは初級編の過去問の勉強法です。
これぐらいの勉強法はしっかりできるようになって本試験に挑みたいところです。
具体的な勉強法は以下のようになります。
- テキストを読む
- 問題を解く
- 答え合わせをする
- 間違えた肢は問題集に✕をつけておく
- ✕の肢については理由を確認する
- 理由がテキストにのっていなかったらテキストに追記しておく
- ✕だった肢をもう一度解く
シンプルな勉強法ですが、このなかで重要なのは問題集を解いた時にテキストに載っていない問題が出題されていたら追記しておくという点です。
分厚いテキストを購入したんだから宅建試験の全範囲をカバーしていると思いがちですが、実際はそんなことはなくテキストに載っていない問題も出題されます。
ですので、テキストに載っていないことが出題されたらその都度追記しておきましょう。
そうやって、テキストを何度も閉じたり開けたりすることで暗記もしやすくなっていきます。
また、過去問を解く範囲もなるべく狭くし、宅建業法の中の「免許」という項目を読んだら過去問の「免許」のところを解くようにしましょう。
宅建業法をすべて読んでも頭に入らないのでなるべく小分けにして過去問を少しずつ解いていくようにします。
過去問の勉強法 ー上級ー

初級の勉強法を十分マスターできたら上級にもチャレンジしてみましょう。
上級の勉強法をマスターできれば必ずと言ってもいいほど合格できると思います。
本試験は割と余裕を持って合格できるのではないでしょうか。
- テキストを読む
- 問題を解く
- 答え合わせをする
- 「もし~だったら」どうなるか?を考える
上級編のポイントは普通に問題を解くだけでなく、問題で問われていない関連のことも合わせて勉強してしまう点です。
問題で問われていない関連のことを「もし~だったら」どうなるか自分で考えて自分で答えるのでかなり暗記が進んでいないとできない勉強法です。
例えば以下のような問題が出題されたとします。
宅建業を営むため、1つの都道府県内のみに事務所を設置する場合、事務所の所在地の都道府県知事の免許が必要になる。
これは 〇 ですよね。
この問題自体は簡単だと思います。
上級編ではこの問題を解いた時にあわせて2つの都道府県にまたがった場合は誰の免許が必要になるのか?、そもそも宅建業法における事務所ってどういうものを指すのかまで自分で考えて勉強していきます。
答えは二つの都道府県にまたがった場合は「大臣の免許」。
もうひとつの事務所とはどういうものを指すのかについては、「宅建業法における事務所とは本店、宅建業を行っている支店、継続的に業務をすることができる場所で契約を締結する権限を有する人が置かれている場所をいい、ポイントは、案内所、モデルルームは事務所にならない、本店は常に宅建業法上の事務所になる。」までを勉強します。
一つの問題で多くのことを勉強できるので効率がいい反面、この勉強法をするにはある程度暗記している必要があり難しいです。
でも、こうやって関連させて暗記していくことにより理解が進み暗記の精度がより上がっていきます。
みんなも初級だけでなく上級の問題の解き方もあわせて身につけてください。