公務員試験では併願は当たり前にされており、むしろ併願せずに1つだけ受けるという人はいないのではないでしょうか。
この記事では併願することのメリット、併願すると大変なことや面接で聞かれた場合の対処法などを紹介していきます。
タップできるもくじ
面接で聞かれたときの対処法
面接シートや面接で他の市町村なども受験しているのか併願状況を聞かれことがあります。
これは、内定後の辞退者数を想定し、 足らなければ新たに声をかけるためにしていると思われます。
面接で聞かれたときは、隠したり嘘を言うのではなく併願しているならば併願しているときちんといいましょう。
面接官もみんなが併願しているのは知っているのでそれによって不利になることはありません。
ですが、面接の建前として「こちらが第一志望です!」とつけておくと無難でしょう。
嘘をつくと市町村同士が人事交流などしていて万が一ばれてしまう可能性もあるので注意しましょう。
併願のメリット
緊張がやわらぐ
一番のメリットは緊張が和らぐことだと思います。
筆記試験については、過去問などで対策できるので問題ありません。
しかし面接では対策をすることである程度の問答集や模擬練習を積むことができますが、やはり本番とは雰囲気が違うと思います。
本命のところの前に複数回面接などを受けておくことで本命を受験する際にも心に余裕をもって臨むことができます。
受験費用が無料
受験費用は基本的に無料なので、どれだけ受験しても費用はかかりません。
ですが、遠い場所を受験する場合は宿泊費や移動代が必要になるので、複数受験する場合はそのような費用も計算したうえで考えるようにしましょう。
併願のデメリット
毎週試験になるので疲れる
たくさん受験すると毎週末に試験という状況になるかもしれません。
当然試験を受けるとなるとそれなりに体力を奪われるので、体調を崩したり、本命に影響のない範囲で無理せずスケジュールを組みましょう。
縁もゆかりもない場合は対策が必要になる
いくらでも併願できるからと言って縁もゆかりもないところを受験する場合は、その県や市町村のことを軽くでもいいので面接対策として下調べして覚えておく必要があります。
数が多くなってくると大変になってくるので注意するようにしましょう。
自分だけで対策するのは大変なのでどうしても対応できないときは予備校の力を借りるといいでしょう。
私的には全国に学校を持ち情報を豊富に持っているLECがおすすです。
内定辞退の仕方
試験日程や複数から内定をもらった場合はできるだけ早く辞退の連絡を入れましょう。
辞退の期限は入職の2週間前です。公務員の場合は4月1日が入職なので3月16日が期限です。
辞退の連絡は原則電話でするようにしましょう。
電話は緊張するからと言ってメールでする人もいるかもしれませんが、大事なことなので電話しておくのがマナーでしょう。
試験や内定の辞退をするため電話するのをためらう人がいるかもしれませんが、別に悪いことをしたわけではありませんし、相手も大人なので怒ったりすることはないので連絡するようにしましょう。
内定辞退の例(電話)
お世話になっております。
○年度○県の採用試験で内定をいただいた○○大学の○○と申します。
採用担当の○○様はいらっしゃいますでしょうか?
―担当者にかわる―
この度は、内定のご連絡をいただきまして、誠にありがとうございます。
大変申し上げにくいことなのですが、検討の結果、この度は一身上の都合により、内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
取り急ぎお電話でご連絡となり申し訳ありませんでした。
何卒よろしくお願い申し上げます。