
サト
この記事は2014年に受験して合格したさとみさんに執筆して頂きました。
公務員の専門学校にも通われていたみたいで面接対策はけっこうしたそうです。
はじめまして!
私は2014年に政令指定都市の行政職を受験して合格しました。
面接で気を付けること、回答例などを書いているのでこれから受験する人の参考になればうれしいです。

さとみ
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面接試験の流れ
政令指定都市の地方公務員試験であったため、規模が比較的大きい試験でした。
具体的には面接室が3部屋程度あり、受験番号によって面接室が決まっており個人面接でした。
面接中の流れとしては面接官が3人で1人は書記、残り2人が質問をされる形で、その2人から5つ程度ずつ質問があり時間としては10分程度でした。
注意すべき面接マナー4選

さとみ
面接マナーとして4つのことを意識しました。
1つ目は相手の目を見て話すということです。
1つの方法として私は相手の目を見て話すと緊張するので、相手の眉間あたりを見るように意識しました。
2つ目は適度にあいづちを打つということです。
これは意外に難しくて私は相槌を打つ回数が多くて、面接練習をした際には逆に話を聞いていないように見えると言われたため意識して面接に臨みました。
3つ目は面接室入室から退出まで自分自身の姿勢に注意するということです。
具体的には時間が経つにつれて、猫背になったり、足元の辺りが乱れやすいので注意しました。
特に退出の際は、面接が終了した安心感から日頃の姿勢や態度が出やすいため注意しました。
4つ目は言葉遣いです。
具体的には丁寧な言葉を使うことも重要ですが、必要以上に丁寧すぎる言葉を使わないということです。
日頃使っていない言葉遣いをしようとするとそのことに頭がいっぱいになってしまって、肝心の話したい内容が面接官にしっかりと伝わらない可能性があるためです。
- 相手の目を見て話す
- 適度にあいづちを打つ
- 姿勢
- 言葉遣い
面接で質問された私の回答例
回答例1

面接官
なぜうちの自治体を志望したのですか。
私はこの地域で生まれ、この地域で多くの時間を過ごしてきました、これからはお世話になったこの地域のより良い環境づくりに貢献していきたいと思い、志望しました。

さとみ
回答例2

面接官
学生時代頑張ったことを教えてください。またそこで身につけたことを教えてください。
私は小学生から高校生までバスケットボール部に所属しており、中学校、高校の時にはキャプテンを務めていました。
キャプテンとして練習の指揮をしたり、後輩の指導をすることが多くありました、練習の指揮や後輩の指導をしていく中でコミュニケーション能力が向上しました。
具体的にはキャプテンだからといって上から目線で話すのではなく、相手の目線に立ち、相手の性格を考えてコミュニケーションを取れるようになりました。

さとみ
回答例3

面接官
その学生時代に身につけた力はこの仕事で活かせますか。
はい、学生時代に身につけたコミュニケーション能力を活かして上司、同僚の方々と積極的にコミュニケーションをとり、仕事を円滑に進めていきたいです。
そしてできるだけ早く仕事を覚え、この地域のよりよい環境にづくりに貢献していきたいです。

さとみ
回答例4

面接官
ボランティア活動の経験はありますか。
はい、東日本大震災の際に宮城県で避難所の環境整備のボランティア活動をしました。

さとみ
回答例5

面接官
どういった経緯でボランティアしたのか、どういった内容であったか教えてください。またボランティア活動の感想も聞かせてください。
はい、私は公務員試験受験のため専門学校に通っていたのですが、その専門学校で東日本大震災復興支援ボランティアの案内があり、良い機会と思い参加しました。
ボランティア内容としては、宮城県の避難所にて備蓄品等の整理、仕分け作業を行いました。

さとみ
感想としまして私は今回のボランティア活動を通して、人と人とが助け合う重要性を学びました。
具体的には被災地では本当に人手が足らず、役所・自衛隊・消防・警察の方がいても対応しきれない状態でした。
そういった時こそ、個人はもちろんのこと周りで助け合う自助や共助といった力が必要になると強く感じました。
それに加えて、災害を未然に防ぐことや、できるだけ被害を少なくするための防災力の必要性も強く感じました。

さとみ
回答例6

面接官
希望している部署、業務はありますか。
特にありません、これから仕事をしていく中で業務をしっかり理解して、この地域の良い環境づくりに貢献することはもちろんのこと、私の力がより発揮できるところで仕事をしていきたいです。

さとみ
回答例7

面接官
上司と意見が対立したらどうしますか。
はい、状況にもよりますが明らかに自分が正しい場合にはしっかりと説明し、納得してもらえるように努めます。
明らかな正解が分からない場合や答えが決まっていないような事で対立した場合には、自分の思いはしっかりと伝えはしますが、組織として仕事をしているので最終判断は上司に委ねます。

さとみ
回答例8

面接官
他にどこかの公務員試験を受験していますか。
この自治体で公務員になりたいので受けていないです。

さとみ
逆質問への回答例

サト
「最後に何か言いたいことがありますか」という逆質問はありましたか?あった場合はどのように答えましたか?
逆質問はありました。
私の回答例はこんな感じです。
先ほどの話と重複してしまいますが、学生時代に身につけたコミュニケーション能力を活かして、慣れ親しんだこの地域のより良い環境づくりに貢献していきたいです、ありがとうございました。

さとみ
誰でもできる7つの面接対策法

さとみ
面接対策としては大きく7つのことをしました。
1つ目の対策はできるだけ多くの人に面接練習をしてもらうということです。
具体的には私は専門学校に通っていたため、そこで多くの先生方に面接練習をしてもらい、圧迫面接であったり答えに困る質問を多くされたりすることによって、対応力を身につけることができました。
2つ目の対策は面接をしている動画をとってもらいました。
理由としては私自身では気が付かない姿勢や話し方の癖に気が付くために行いました。
3つ目の対策は私自身のアピールポイントを1つ決め、その話題に繋がりそうなときは少し強引でも繋げるようにしました。
具体的には私はコミュニケーション能力をアピールしたかったので、自己PRやどんな仕事をしたいか?などの質問に対しては、コミュニケーション能力が高いからこのような仕事ができるということを全面に押し出して話すようにしました。
理由としては私自身が得意としていることを話す場合は、緊張せず話しやすいと思ったからです。
4つ目の対策は長々と話しすぎないことです。
面接官の質問内容を理解して分かりやすく端的に答えることを意識しました。私自身、得意な話になると必要以上に多くのことを話してしまい、質問から回答がずれてしまうことがあったため、質問に対してまず結論を述べた後に簡単に理由を説明するように心がけました。
5つ目の対策は笑顔をキープすることです。
その中でも特に面接室入室の際に適度な笑顔を意識しました。
理由としては第一印象で好印象をもってもらうことはもちろんのこと、シンプルですが面接官の方に一緒に仕事をしたいと思ってもらうためです。
6つ目の対策は、事前準備として試験を受ける自治体について深く調べました。
具体的にはこの自治体の抱えている問題や以前に起きた災害、どういった特徴がある地域なのかを調べました。
7つ目の対策は、実際に同じ自治体の公務員試験を受けたことがある人から話を聞きました。
具体的には私は公務員の専門学校に通っていたので、学校内でも複数回試験を受けている先輩がいました。そういった方から面接時の雰囲気や質問内容を聞いて対策をしました。
また、外部講師として公務員試験に合格した卒業生の方々が講和をしていただける機会があり、そういった機会でも同様に積極的に情報収集しました。
- 多くの人に面接練習をしてもらう
- 動画を撮る
- アピールポイントを決める
- 笑顔をキープ
- 自治体について調べる
- 実際に受けた人の話を聞く