
さとみ
私の通っていた大原法律公務員専門学校(以下、大原専門学校)には公務員を目指すコースの中にも以下のような複数のコースがあります。
- 国家公務員・県庁・市役所コース(1年制)
- 消防官・警察官コース(1.2年制)
- 公務員上級コース(1.2年制)
- 法律ライセンス・宅建士コース(2年制)
私は市役所職員を目指していたため、国家公務員・県庁・市役所コースに入学しました。

さとみ
入学する上で特に試験等はなく、高校卒業者であれば、書類選考で入学することができました。
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大原法律公務員専門学校を選んだ理由

圧倒的な信頼感
私の住んでいる地域では「本気なったら大原」というテレビCMで拝見することも多く、通っていた高校にも学校紹介のパンフレット等が置いてあり、知名度も実績も高いため信頼できると思いました。
オープンキャンパスが魅力的
私が高校生の時に参加したオープンキャンパスがとても魅力的でした。
オープンキャンパスの内容としては、他の専門学校でもよくあるような学校の授業を体験するようなものでしたが、その授業をしていただいた講師の方が、元市役所職員ということで実体験などを交えて講習していただき、内容に説得力がありました。
また、それに加えて他の講師の方々も非常にユーモアがあったため魅力を感じ、大原専門学校で学びたいと思いました。
校外学習が多くある
校外学習も多くありました。
中でも職場見学が多くあり、希望していた市役所の見学はもちろんのこと、県庁や消防署、警察署などもあって地方公務員の方々の仕事の様子が自分自身の目で見れるといったところに、魅力を感じました。
知人の評判が高かった
知人に私が目指している市役所職員の方がいて、その方も大原専門学校出身だったことです。
その知人から大まかな合格率や授業の雰囲気など、魅力的な情報を聞いて最終的には私も大原専門学校に入学しようと決断しました。
大原法律公務員専門学校の実際の合格実績

東海地方では2020年国家公務員の合格者の過半数が大原専門学校出身というデータがあります。
また私が在籍していたこの合格率としては、はっきりとした合格者の人数は分かりませんが、公務員事務系コースは2クラスありまして、全体で約60名程度の学生がいました。
その中で合格した人は50名程度いましたがあくまでも合格実績なので、第一希望ではないところに合格した人もこの人数に含まれています。
また、余談ではありますが公務員試験に合格できなかった人は大原専門学校から民間企業の紹介も多くありますし、もう一度受験したいなどといった場合は再入学するという選択肢もあります。
大原法律公務員専門学校の良かったところ

イベントがいっぱいあって楽しい
大原専門学校では入学後すぐに勉強合宿があり、勉強への意識向上はもちろんですがその合宿でクラスメイトとはすぐに仲良くなることができました。
また、他にもスポーツフェスティバルなどといった中高生を思い出すようなイベントも多くあり、受験勉強以外のところでも非常に有意義な時間を過ごすことができました。
社会人向けの夏期講習に無料で参加できた
日中の専門学生と授業とは別に、夜間の社会人向け夏期講習に参加させてもらえました。
内容としては日中の授業と概ね同じではあったのですが、夏の期間だけで公務員試験の全範囲及び面接対策も行うので、授業の進むスピードも早く苦労しましたが、予習復習を兼ねて勉強することができました。
また、この夜間授業は受講料として通常10万円程度の費用が掛かるのですが、専門学生の成績上位者に限り、授業後に教室の掃除を行うという約束のもと無料で受講させてもらうことができました。
元公務員の先生がいる
大原専門学校を選んだ理由でも少し触れましたが、元公務員の先生方が数人いました。
そういった先生からや試験当日の雰囲気や公務員の仕事のやりがい、イメージとのギャップなど元公務員しか分からないことを多く教えていただき、試験前や試験合格後などに、これからのイメージを深めることができました。
他のコースに編入できる
大原専門学校の中には同じ公務員を目指すの中にも細かくコースが分かれていると記載しましたが、公務員以外にも同じ大原グループの専門学校として多くのコースがあります。
例えばブライダルや医療事務、ホテルスタッフなど多種多様のジャンルがあります。
絶対にできる訳ではないですが、コースによっては入学後も早い段階であれば、別のコースに編入できるというメリットがあります。
私の在籍していた時にも初めは消防官・警察官コースに入学し、警察官を希望していたのですが、早い段階で就職希望先が変わり、私がいた国家公務員・県庁・市役所コースの方に編入した人が数人いました。
公務員試験の過去問を多くできる
大原専門学校に入学し、公務員試験の過去問題を多くやれたことです。
授業の中に過去問題を解くことはもちろんのこと、余裕がある人には先生が過去問題を自習用で配ってくれました。
多くの過去問題を解いていくうちに試験問題の系統を掴んでいくことできるのはもちろんのこと、試験本番のペース配分等も身につけることができました。
iPadの支給がある

大原専門学校では入学当初にiPadが支給されました。
そのiPadを使用して自己紹介を兼ねたプレゼンテーションを実施したり、授業で使用したりしていて、私が知る限りではそういった授業は他の学校にはなくて非常に珍しく、パワーポイント等の操作はもちろんのこと多くのコンピューター関連の技術を身につけることができました。
また、卒業後もiPadの返却はないので現在も自分の物として使用しています。
徹底的な面接対策ができる
どこの公務員専門学校も面接練習はするとは思いますが、大原専門学校では先生からの提案で面接練習時に動画を撮っていました。
動画を自分自身で見返すことによって、小さな癖に気が付いたりすることができました。
また、本番が近づいてくると実際にスーツを着て面接練習をすることもあり、できるだけ面接試験当日を意識して練習させてもらうことができました。
そのおかげもあって試験当日はあまり緊張せず面接を受けることができました。
ビジネスマナーも学べた
公務員試験合格後も採用日までの間、ビジネスマナー等を学べたことです。
私自身も合格が決まってからは、あまりする事がないと思っていたのですが、実際は合格が決まってからは合格者だけのクラスに編入しまして、そこで社会人としての電話対応や文章力、名刺交換など多くのビジネスマナーを学ぶことができました。
大原法律公務員専門学校の悪かったところ

さとみ
大原専門学校の悪かったところは正直あまりないですが、強いて言うなら2つあります。
やる気がない人がいる
大原専門学校には、勉強が極端に苦手な人や勉強自体あまりやる気がない人がいました。
具体的には冒頭でも触れましたが、大原専門学校は高校を卒業していれば、書類選考のみで入学が可能です。
ですので通信制や定時制などといった高校出身の人も数人いて、そういった人がいるのは特に問題ないと思っていたのですが、どうしても授業の進むスピードをその人たちに合わせるので、進むスピードが遅く感じていた人は多くいたと思います。
また、専門学校に来たのに何故かあまりやる気がない人もいて、そういった人は授業に平気で遅刻したり、無断欠席などもありました。
義務教育でもないのでそういった人は結果的に学校を辞めるか、事務系公務員ではない別のコースに編入していく人もいました。
卓球台が魅力的すぎ!
これはかなり私情が入ってしまいますが、私の通っていた地域の大原専門学校では校内に卓球台が3台あり、多くの学生がリフレッシュがてら卓球をしていました。
適度にやる分にはリフレッシュになって良いとは思いますが、私は友人と勝負すると思ったよりも盛り上がってしまうことが多々あって、切り替えることができず勉強を疎かにしてしまう日もありました。
高卒で公務員専門学校に行くメリット
私の体験談として大原専門学校に入学し、公務員試験に合格できたことが最大の目標達成ではありますが、それ以上に1年間という短い間にもかかわらず、今でも付き合っていくような友人が多くできたことが財産です。
理由としては専門学校は高校や大学とは違い、同じ専門分野を身につけたいという目標がある人しか集まらないと思います。
そういった仲間と切磋琢磨していった事は良い思い出になりますし、もちろん全員が合格できるわけではないですが、合格した人は同じ専門分野の仕事をしているので相談などもできて、これからも付き合っていく存在になると思います。