
ひろし
不動産の売買、賃貸に15年以上たずさわってきた私が、宅建士の仕事内容について説明していきます!
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宅建士の仕事とは?
大きくは「売買仲介」と「賃貸仲介」にわけられる

宅建士として一番重要な仕事は宅建士にしかできない賃貸・売買契約をする際の必要書面の1つである35条書面(重要事項説明書)の署名捺印および説明する業務です。
しかし、実際の業務では35条書面に関する仕事のみを行うという事は少ないと思います。
どのような職種に就いているかというと、最も多いのが仲介営業職です。
仲介営業職の仕事とは、大きく分けると「売買仲介」「賃貸仲介」に分けられますが、どちらもアパート、マンション、一戸建、オフィスや店舗などを探している方に物件を紹介し、売主さんおよび貸主さんとの契約を仲介する仕事です。
具体的な仕事内容

まずは物件の情報を自社ホームページをはじめ、スーモなどのポータルサイトに掲載し(広告掲載業務)、それに対して問い合わせを頂いたお客さんとアポイントを取り、物件の紹介をしていきます(営業業務)。
そしてお客さんが気に入った物件の契約書面を締結し、最後に物件の引き渡しといった流れです(契約業務)。
営業手法としては飛び込み営業や、無作為に電話をするようなテレアポとは違う反響型の営業になります。
反響型の営業ですので、いかにして反響を得るかという、『集客』の部分が重要になってきます。
では具体的には、どのターゲット層に対してどの物件を掲載したら広告としての効果がより見込めるか?
さらには、どの物件写真を掲載し、どの様に見せるかという事を考えます。
仕事をしているときにやりがいを感じる場面
物件が決まった時には「ありがとう」というお言葉や「○○さんに任せてよかった」といったお声をかけていただく事もあり、この仕事を通して一番達成感を感じる瞬間でもあります。
営業業務においてはお客さんに満足してもらえる物件を紹介できるかが重要です。
ですが実際には、お客さんの希望に合致する物件が有ることは稀で、完全に希望を満たすことができない物件を契約してもらう事が大半です。
しっかりと現状を理解してもらい、そしてそれを踏まえたうえで、不動産のプロとしてアドバイス・提案していく事がポイントになってくるでしょう。
顧客満足を演出するのも営業としての仕事ではないかと思います。
年収や資格手当はどれくらいもらえるのか?

宅建士資格を持っていれば月額数万円程度の資格手当が付与され、成果を上げた社員には給与面にしっかり反映されます。
歩合給の比重が高い会社では、20代の若い社員でも年収1,000万円を超える社員もいます。
不動産営業職とは、日常生活で欠かすことのできない『住まい』という部分を扱う仕事で、その『住まい』というのはその人の生活を大きく変える可能性を秘めています。
生活の一部をプロデュースするという非常にやりがいを感じられる、そして達成感を得られる仕事であると私は感じています。
お客さんに感謝され、自分自身にとっても有益な知識を養うことができ、頑張れば給与にもしっかりと反映される仕事です。
妻から見た宅建士

ひろしのヨメ
ここからはヨメ目線で見た宅建士について書いていきます。
出会った頃にはもう主人は不動産業界に居ました。
不動産業界と言っても幅広い業界ですが、主人は賃貸仲介業に携わっておりました。
休みは不定期で週に1日しかなく、その休みもお客さんからのお電話や、過去に物件を紹介をしたお客さんから知り合いの方に物件を紹介してもらいたい、または引っ越し等で再度物件紹介の依頼の電話が引っ切り無しにかかって来て、休みなのに休みでは無い状況です。
ですがその姿を見ていて、主人を信用してくださっているお客さんが多数いて、主人が案内している物件や接客に満足いただいているのが良くわかりました。
そして出会った頃からその様な生活だったので私にはその生活が当たり前になっており、また主人も活き活きと楽しそうに仕事をしているので、特段不満はありません。
ただ、新社会人として新しい生活が始まる人や、進学などで一人暮らしをする人が部屋探しを始める繁忙期は本当に忙しい生活になり、休みが無かったり帰宅時間が遅くなることも多々あり、その姿を近くで見ている私は「身体を壊すのではないか」と心配になります。
繁忙期が過ぎると私も毎回ひと段落したような気持になります。
それから職業病なのだと思いますが、一緒に外出する際には「あの物件昔紹介したな」「この物件は○○グループだよ」など物件の話ばかりになります。
その様な話を聞いていると私も物件に詳しくなって行き、物件名にもよく目が行くようになりました。
そして徐々に不動産業に興味が湧いてきて、今は妊娠出産を機に退職しましたが、最終的には私も不動産業界へと転職したいくらい魅力がありやりがいのある業界だと思っております。