宅地建物取引士になるには?試験制度をわかりやすく紹介

宅地建物取引士になるには

宅地建物取引士(以下宅建)は毎年受験者が20万人近くいる国内でもトップクラスの大規模な国家資格となっています。

宅建はマークシート方式の試験であり国家資格の中では合格しやすくなっています。

この記事は、宅建の試験制度や宅建を取ることによるメリットなど宅建についての基本的なことを知りたい人に向けの記事になっています。

宅建を取得することによるメリット

独立開業やキャリアアップが狙える

毎月5千円~3万円の資格手当がもらえる可能性がある

建築会社、金融機関、不動産管理会社への就職や転職が有利になる

不動産について必要な知識を一通り勉強できる

宅建を取得することにより不動産に関して法規制から税金まで一通りの勉強をすることができます。

ですので合格者になると不動産に対して知識を有する人なんだと周りから認めてもらうことができ、就職や転職、キャリア形成の上でとても役に立ちます。

宅建に合格しないとできないこと

国家資格保持者というのは国家から一定の知識を有する人と認められた人でありその人にしかできないことがあります。

その人にしかできない業務のことを「独占業務」といいますが、宅地建物取引士にも独占業務があります。

宅建士の独占業務
  1. 物件に関する重要事項の説明
  2. 重要事項説明書への記名・押印
  3. 契約書への記名・押印
宅建に合格した人でないと以上の業務を行うことができないため宅建の需要がなくなることはまずないでしょう。

また、法律により「事務所ごとに従業員5人あたり1人以上の宅建士を設置しなければならない」と決められているため宅建を持っている人は重宝されます。

宅建の試験制度

試験のスケジュール(概要)

STEP.1
6月 実施告知
STEP.2
7月 申し込み開始
STEP.3
8月 試験会場通知の送付
STEP.4
10月 試験実施
STEP.5
12月 合格発表

平成31年の試験のスケジュール

STEP.1
6月 実施告知
平成31年6月7日
STEP.2
7月 申し込み開始

【郵送】

平成31年7月1日~平成31年7月31日

【インターネット申し込み】

平成31年7月1日 9時30分~平成31年7月16日 21時59分

STEP.3
8月 試験会場通知の送付
STEP.4
10月 試験実施
平成31年10月20日 13:00~15:00
STEP.5
12月 合格発表
平成31年12月4日
※上記スケジュールは予定のものも含まれているので詳しくは以下の公式サイトでご確認ください。 参考 宅建試験一般財団法人 不動産適正取引推進機構

受験資格

年齢、性別、学歴などの制限はなく誰でも受験することができます。

注意
宅建に受験制限はなく誰でも受験することができますが、宅地建物取引士に登録するためには以下のどちらかを満たす必要があります。

実務経験がないよ!という人でも宅建試験合格後に登録実務講習を受ければ、実務経験を有するものと同等以上の能力を有するものと認められるので安心して下さい。

  1. 2年以上の実務経験
  2. 国土交通大臣がその実務の経験を有するものと同等以上の能力を有すると認めたもの

受験費用

7千円

試験時間

2時間

試験方式

全問4肢択一式のマークシート方式

試験内容

民法       14問

宅建業法     20問

法令上の制限   8問

その他関連知識  8問

※登録講習者はその他関連知識から5問免除

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5問免除者の制度についてはこちらの記事で詳しく説明していますので、5問免除者に該当するか確認してみてください。

宅建試験の5点免除ってなに?範囲や合格率、メリット・デメリットを紹介

合格率の推移

合格率の推移

宅地建物取引士になった平成27年以降の合格率は15%台で横ばい推移しています。

合格率が上下していないので受験する年によって当たり外れがなく受験しやすいと言えますね。

合格点の推移

合格点の推移

合格点はその年の試験の難易度によって多少かわりますが、35点ぐらいを目安に考えましょう!

宅建の満点は50点なのでおおよそ7割正解できれば合格できます。

受験者数の推移

受験者数の推移

宅建は合格基準点以上とれば合格できるので受験者数が増えたからライバルが増えると一概には言えません。

しかし、宅建は士業に格上げになったことから注目度があがり近年は受験者数は増加傾向にあります。

他の国家資格は受験者数が減少しているものが多いなかで、宅建の受験者が増加しているということは注目度が増えている証拠ですね。

宅建に合格した後は登録が必要

一般財団法人 兵庫県宅地建物取引業協会

宅建士に合格後は上の図のような過程を経て取引士証の交付を受けます。

交付を受けるまでに行う実務講習や登録でけっこうお金がかかるので注意する必要があります。

登録するだけで37,000円も取られるというのは高いですよね。

私は不動産取引をする仕事ではないので試験に合格していますが登録はしていません。(不動産鑑定士という仕事をしています。)

その場合でも試験に合格したこと自体は一生有効なので登録したくなったら実務講習を受けて登録することも可能です。

まとめ

宅建は国家資格の中では比較的難易度が低く合格しやすい試験になっているので、がんばれば必ず合格できる試験です。

また、近年士業に格上げされて注目度も上がっており今後も人気は継続されると思うので取っておいて損のない資格となっています。

資格は取得すれば一生有効であり、自分の能力をわかりやすく人に示すことができるので就職や転職に有利になるでしょう。