【実体験】教員採用試験の面接対策。回答例、受かる人・落ちる人の特徴を困っている人向けに徹底解説

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サト

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面接を受ける前に事前に知っておきたい情報として、受かりやすい人・落ちやすい人の特徴。質問に対する回答の例などがありますよね。

この記事では実際に受験して合格したあずささん(仮名)に記事を執筆してもらいました。

現在は専業主婦ですが、4年前まで高校の教師(数学)として働いていました。

私が教員採用試験に合格したときの面接の流れ、対策などをすべて教えているので参考にしてください。

あずさ

あずさ

この記事の監修者
サト

不動産鑑定士

サト

Sato

プロフィール

宅建に4回落ちたという黒歴史を持つ不動産鑑定士39歳。宅地建物取引士・ASA国際資産評価士・競売不動産取扱主任者・基本情報処理技術者・TOEIC730。合格していない資格の記事については合格者に外部委託して執筆しております。プロフィール詳細コレハジについて

面接試験の流れ

公務員(高校教員)の面接試験は、筆記試験を通過することが条件です。

周囲の人の点数などを聞くと、筆記試験のハードルはあまり高くはなく、ある程度の点数を取っていれば、面接試験まで進めると感じました。

受験した学生の中では「面接で比較するために、筆記での点数が少し低めの人も残しているのではないか?」と噂されていたほどでした。

各自治体によって面接の種類は異なりますが、私の受けた自治体では、2日間の日程で、個人面接と集団面接の2種類の面接試験がありました。

個人面接について

個人面接では以下のようなことを聞かれました。

  • 教員を志望する理由
  • どのような教員になりたいか
  • 大学生活で頑張ったこと
  • 履歴書に書かれていること

特に変わった質問はなく、一般的に面接で聞かれる質問と同じようなものでした。

意地悪な質問をされたり、圧迫面接をされたりということはありませんでした。

模擬授業について

模擬授業のテーマは当日その場で示されます。

10分程度、授業内容を考える時間が与えられ、その後、好きな場面(導入・展開・まとめのどこでも可)の模擬授業を約10~15分行います。

面接官は3人いました。

集団面接について

集団面接では、10名程度でグループが作られ、名簿が張り出されます。

事前にグループメンバーで集まって話す時間があったので、軽く挨拶や経歴などを話し合っておきました。

偶然友人と同じグループになることもあります。

「昨年も受験した」という方が結構いたので、そういう方がリーダーシップを取っていました。

その際に、司会進行役、記録係、タイムキーパー(時間を図る役割)など先に決めておきました。

このような役割をすると面接で加点されると聞いたことがありますが、本当かどうかはわかりません。

集団面接が始まると、生徒指導や進路指導など様々なテーマが出題されます。

発言は自由にできますが、最後に代表者がまとめを発表することになるので、計画的に時間を使っていきます。

例えば、面接時間が30分なら、10分で各自の意見発表、15分で意見交換、5分でまとめ作成などです。

代表者がまとめを発表したあと各々が感想を発言して終わりました。

面接官は6人いました。

気を付けた方がいいマナー

一般的な就職活動のマナーと同様と思いますが、あまり厳しくないように感じました。

身だしなみ無難に

公務員(高校教員)なので、見た目はさわやかにしたほうが無難だと思います。

私が受験した際には、男性のひげ・長髪、女性のカラーコンタクト・ジェルネイル・明るめの茶髪などが見受けられました。

そのような方が合格したかどうかはわかりませんが…。

言葉遣い・マナーも基本的なことをできるように

言葉使いは、一般的な敬語を話せれば問題ありません。

また、面接での入退室、お辞儀の仕方、椅子の座り方など基本的な作法を理解していれば特別必要なスキルはありません。

会場内ですれ違う人たちに挨拶をするといいと思います。

声を出すことで緊張もほぐれますし、明るい挨拶ができるのは教員に必須のスキルです。

小学校の教員を目指す場合は、文字の書き順に注意たほうがいいと思います。

模擬授業で書き順を間違うと指摘・減点されるという話を聞いたことがあります。

実際に面接試験で内容と回答例

とにかく明るく、はっきり、端的に答えました。長々話すとわかりづらいので、短い文章で区切ることを意識しました。

質問と私の回答例1

面接官

面接官

なぜ教員になりたいのですか?

勉強したいのにできない、苦しんでいる生徒を一人でも多く助けたいと思ったからです。

私は学生時代に勉強で躓いてしまい、授業についていけなかった過去があります。他の先生方には見放されましたが、一人の先生だけが最後まで見放さないでくれました。

放課後に付きっ切りで勉強を教えてくれたので、何とか挽回できました。私もそのような先生になりたいです。

あずさ

あずさ

質問と私の回答例2

面接官

面接官

どんな教員になりたいですか?

勉強したいのにできない、苦しんでいる生徒を一人でも多く助けたいと思ったからです。

私は学生時代に勉強で躓いてしまい、授業についていけなかった過去があります。他の先生方には見放されましたが、一人の先生だけが最後まで見放さないでくれました。

放課後に付きっ切りで勉強を教えてくれたので、何とか挽回できました。私もそのような先生になりたいです。

あずさ

あずさ

質問と私の回答例3

面接官

面接官

なぜ教員になりたいですか?

最後まで決して生徒を見放さない教員になりたいです。

勉強の楽しさを感じられるように導いてあげる教員になりたいです。

あずさ

あずさ

質問と私の回答例4

面接官

面接官

どんな授業をしたいか?

勉強が得意な子にも、苦手な子にも、何か新しい発見があった、楽しいと思えるような授業をしたいです。

積極的に実験や、先進的な取り組み(ICT利用やアクティブラーニング)をした授業を展開したいです。

あずさ

あずさ

質問と私の回答例5

面接官

面接官

どこでも働けますか?(勤務地)

はい。(これは、はい以外を言うと落ちると先輩に言われました。)

あずさ

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質問と私の回答例6

面接官

面接官

大学時代に頑張ったことは何?

サークル活動とアルバイトで苦手なことにもチャレンジしました。塾の講師として小中高の様々な生徒に授業をしてきました。

あずさ

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質問と私の回答例7

面接官

面接官

なぜこの教科を選んだのですか?

学生時代一番苦手でしたが、できるようになって一番うれしかったからです。答えが一つしかないのがわかりやすく、様々な解法があるからです。おしゃれな解法を決められたときは本当にうれしいからです。

あずさ

あずさ

逆質問はあった?

面接官から最後に「何か質問はありますか?」という逆質問はありませんでした

もし聞かれた場合は、自己PRを言うつもりでした。

自己PR内容は、自分の長所、自分を採用するメリット、などです。

長所

  • 明るく、元気で、物事をポジティブに考えられます。
  • 逆境にも負けずに立ち向かえます。
  • 真面目で、何事にも真摯に取り組みます。
  • 苦手なことを放棄しません。

メリット

  • 若くてエネルギーがあります。
  • 勉強で躓いたことがある人にしかわからない悩み・苦しみがわかります。
  • 高校は進学校・受験期は予備校に通っていたし、自身も大学時代にアルバイトで講師をしていたので進学指導もわかっています。
  • 数学科の女性は珍しいです。

私の面接対策の仕方

ノートに質問されそうな項目と、その答えを書き、口に出すようにしていました。

親や友人との雑談の中で、どんなことを言うのかなどを軽く話したりしましたが、本格的な面接練習(会場で作法などを確認したり)はしませんでした。

また、日ごろから人の意見をしっかり聞く、自分の意見をはっきり発言するなどを心がけていました。

基本的なコミュニケーション能力があれば、細かい面接の作法などは間違えてしまっても、問題ないと思います。

それよりも話の中身のほうが大切だと思いました。

通っていた大学では、集団面接を練習するセミナーが開催されていました。そこで面接の練習ができるそうです。

司会進行役、記録係、タイムキーパー(時間を図る役割)などに立候補すると、得点が付くなどのアドバイスもあったそうです。

もし面接に自信がない方は、大学の先生またはキャリア相談室などの職員の方に相談してみるといいと思います。

面接試験に受かる人、落ちる人の特徴

面接試験に受かる人の特徴

受かる人の特徴として自信がある人というのがあげられると思います。

私も自信を持って面接に臨んだので会場入りし、周りを見渡してすぐに「私は受かるな」と感じました。

そのくらい強気なほうが、のびのび発言できてよかったと思います。

また、集団面接の際は話がテーマからずれたときに訂正することができる人がいることが重要だと思います。

テーマからずれたままだとそのグループ全員がマイナス評価されてしまうので、しっかりと場を導ける人がいないとダメだと感じました。(もし誰も導いてくれないなら自分で言うしかないです。)

面接試験に落ちる人の特徴

面接試験に落ちる人の特徴として、人が意見を発表しているときに、しっかりと話を聞けない人があげられます。

メモを取ったり、自分の意見をまとめるためにぶつぶつ何か言っていたり、他の人の意見にものすごく否定的だったりと、目を見て、胸を向けて、頷きながら話を聞くという基本的なことができていない人です。

声も小さく、はっきり断言しない言い方をする人もいました。

社会人なら当たり前のことですが、基本的なことができていないと面接官もやはり気になると思います。

面接試験は人物試験なのでどういう人に思われるかというのも意識して面接にのぞむ必要があるでしょう。

当時の自分が知りたかった情報ってある?

面接試験は怖くないということを知りたかったです。

面接では圧迫面接などの怖い感じは全くありませんでした。面接官も終始、笑顔で話を聞いてくれるので、自分の意見を言いやすかったです。

また、受験者を落とそうとしているものではなく、いいところを見てくれていると感じました。

自分が教員になりたい理由、どんな教員として生きていきたいかのビジョンを話すことができる場だと思って臨めば、もっと良かったと思いました。

サト

サト

不動産鑑定士

宅建に4回落ちたという黒歴史を持つ不動産鑑定士の39歳。
不動産鑑定士の試験勉強時代に全国模試で3位の実績。
宅地建物取引士・ASA機械設備評価士・競売不動産取扱主任者・基本情報処理技術者・TOEIC730点。
宅建など資格の勉強法について書いていこうと思うので参考にして下さい。

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