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関数電卓とは?
関数電卓とは、足し算・引き算・掛け算・割り算などの普段なじみのある計算以外の三角関数や複素数等の複雑な計算が可能な電卓のことをいいます。
理系大学生はなじみがあるかもしれませんが、普段生活していて使う機会のない電卓です。
土地家屋調査士では、高度な図形計算を行うため普通の電卓より多くのメモリーを備えた関数電卓が必要です。
受験生は関数電卓を2台本試験に持ち込むことができるので通常の計算用と座標を求める交点計算用の関数電卓電卓2台を活用しましょう。(本試験直前で電卓が壊れたら困るので3台でもいいかもしれません。)
関数電卓を購入する前の注意点
以下の条件のうち一つでも該当する関数電卓は本試験で使用できないので注意しましょう。
1.プログラム機能があるもの
例えば,次に示すようなキーのあるものは,プログラム機能等を有しています
ので,使用することができません。
RUN、ENTER、PRO、PROG、EXE、COMP、P1、P2、P3、P4、PF1、PF2、PF3、PF4
2.プリント機能があるもの
3.アルファベットやカナ文字が入力できるもの
例えば次にしめすようなキーのあるものはアルファベット機能等を有していますので、使用することはできません。
A・B・C・・・
あ・い・う・・・
ア・イ・ウ・・・
4.太陽電池や乾電池等の電池式以外のもの
土地家屋調査士試験用のおすすめ関数電卓
fx-JP500-Nの評価と口コミ
価格 | 2,191円 |
関数機能 | 500以上 |
表示桁数 | 10桁 |
メモリー数 | 9 |
内部演算桁数(最大) | 18 |
質量(電池含む)g | 90 |
寸法(幅×奥行×厚さ)mm | 77×165.5×11.1 |
- メモリを一覧できたり、計算式の履歴がより多く表示
- 日本語表示
- 文字が小さくて見にくい(年寄りに辛い)
- メモリーが9しかない
Amazonのレビューで土地家屋調査士試験用に購入した人の口コミをまとめておきます。

連立方程式や、表計算のモードがあります
土地家屋調査士試験に向けて、二台体制です。
キーボードがやや見づらい点以外は満足です。

土地家屋調査士試験対応
土地家屋調査士試験の某講座でお薦めしているので購入。
日本語表示が見やすいのと、値段の割りには機能充実していて星5つ!!
F-789SG-SLの評価と口コミ
価格 | 2,020円 |
関数機能 | 445関数・機能 |
表示桁数 | 仮数10桁、指数2桁 |
メモリー数 | 19 |
内部演算桁数(最大) | 18 |
質量(電池含む)g | 88 |
寸法(幅×奥行×厚さ)mm | 80×168×13 |
- メモリーが19もある
- 内部演算制度が18桁と高い
- 銀色の塗装で文字が見にくい
- 説明書が小さくて使いづらい
- キーが少し固め
Amazonのレビューで土地家屋調査士試験用に購入した人のレビューをまとめておきます。

調査士合格の要……かも?
調査士試験受験者で、CASIOからの乗り換えです。
乗り換えの理由は、こちらの方がメモリの数が多いからです。
筆界点数が多い問題が出題されると、メモリ数が少ない機種の場合、答案構成用紙などに転記してメモリ差替えするなど、無駄な作業が増えて頭もごちゃごちゃしてミスを誘発させられる……大変な目に合うかもしれません。
そこに来ると、このCanon製品はメモリが19もあり、こと調査士試験においては対応力がある一品と言えるのではないでしょうか。
ネックとしては強制的に分数表示されるので、算定後逐一小数点表示ボタンを押して切り替える必要があることです。
あとはCASIOのそれと比べて、ちょっと安っぽい感じがするところかと思います。

土地家屋調査士試験用に購入。
複素数の計算、メモリーが0~9、A~F、X、Y、Mまで使え、19個まで数値を保存、2直線の交点計算もできます。
ただし試験で使うのは土地の計算位ですけど。これで値段が1000円台で買える為、私は2台購入しました(1台目は昨年に)。

土地家屋調査士受験用に
土地家屋調査士受験用に購入しました。
前機種F-788DXは,虚数部の表示は切り替えが必要であったが本機は,実数部と虚数部が一度に表示され確認が容易である。
メモリーは788DXと同じ19個。これだけあれば本試験に対応できる。
Arg、Conjg等は,APP から一発表示。
カシオのfx-995(製造中止)の性能をメモリ−数の多さで超えてしまっている。
2015年カシオはfx-995の後継機種fx-JP900を発売したが、メモリーは9個のまま。
日本語表示を宣伝に使っているが文字が小さくなった。老人には辛い。
調査士試験で複素数を使うなら,現時点ではこの機種が最上位と思う。
本試験では2台使用できるので,通常計算用にカシオfx-995等、素数計算用にキャノンF-789で決まり。
各予備校が講座で使う関数電卓
校名 | 講座で使う関数電卓 |
---|---|
東京法経学院 | fx-JP500 F-789SG |
アガルート | fx-JP500 |
LEC | fx-JP500又はfx-JP500-N |
各予備校が講座で使用している関数電卓は上記のようになります。
F-789SGを使用しているのは東京法経学院だけですね。
関数電卓をマスターするためのおすすめの講座
アガルートでは複素数計算をするための講座があります。
講座の時間は約5時間で、関数電卓の準備・複素数モードのセットアップに始まり、座標値の入出力方法、座標計算、基準点測量、面積計算など本試験で出題されるすべての計算を網羅することができます。
関数電卓を使いたい人はぜひ受講してみてください。
講座の費用は21,780円となっているので、気になった人はチェックしてください。
おすすめ関数電卓の比較表
fx-JP500-N | F-789SG-SL | |
---|---|---|
価格 | 2,191円 | 2,020円 |
関数機能 | 500以上 | 445関数・機能 |
表示桁数 | 10桁 | 仮数10桁、指数2桁 |
メモリー数 | 9 | 19 |
内部演算桁数(最大) | 18 | 18 |
質量(電池含む)g | 90 | 88 |
寸法(幅×奥行×厚さ)mm | 77×165.5×11.1 | 80×168×13 |
土地家屋調査士試験に最適
メモリーの一括表示ができる、交点計算するときに方程式モード使うときに速攻で出来るという利点があります。
しかしながら、キータッチや表示はjp900に軍配が上がります。
電卓の操作に自信のある方はjp500の二台使いでいいかもしれませんが。
少しでもストレスを感じたくない場合はjp900の2台使いをおすすめします。