東京法経学院の土地家屋調査士講座の評判はホントにいいの?合格率や通信講座の特徴を紹介

東京法経学院(土地家屋調査士)

【東京法経学院の特徴】

  • 講座費用は約35万円で、相場よりやや高くアガルート(約21万)の方が安い
  • 令和2年度の合格者占有率が65.3%とすごく高い
  • オフラインでも講義を聴ける
  • テキストは白黒で電子化されてないので持ち運びに不便
この記事の監修者
サト

不動産鑑定士

サト

Sato

プロフィール

宅建に4回落ちたという黒歴史を持つ不動産鑑定士39歳。宅地建物取引士・ASA国際資産評価士・競売不動産取扱主任者・基本情報処理技術者・TOEIC730。合格していない資格の記事については合格者に外部委託して執筆しております。プロフィール詳細コレハジについて

東京法経学院とは?

東京法経学院

東京法経学院は1961年、創業2007年設立の予備校で、従業員は約90人と中堅クラスと言ったところです。

一番最初は司法書士の指導校として始まりましたが、その後、土地家屋調査士や宅建などを長年指導しています。

現在講座としては、土地家屋調査士、測量士補、司法書士、行政書士、公務員があります。

今回紹介する土地家屋調査士講座は東京法経学院の講座の中で最も強い講座となっており毎年多くの合格者を輩出しています。

東京法経学院の土地家屋調査士講座の評判・口コミ

https://takken-sikaku.com/wp-content/uploads/2020/02/30-man.svg

作図に対する不安がなくなりました。

平成29年に「調査士実戦答練」を受講し、試験に合格することができました。

最初は独学で市販のテキストや過去問を使って学習していました。

しかし、各肢の解説の文言が長く、一問を終えるのに時間がかかっていたところ、この実戦答練の回答は要点をシンプルに解説しており、何度も繰り返して学習するのに適していると感じました。

週に一度、本試験形式で問題を解いて郵送し、翌週に返送されるというスタイルも学習のメリハリがつけやすく、同じ受講生のなかで自分の学力がどのレベルにいるのかを知ることができることにより、モチベーションを維持することができました。

また、筆記の添削も作図に対する助言が的確であり、「この図面の書き方で本当に合っているのか」という不安を払拭することができました。

会場で模試を受講できるのも大きなポイントであり、本試験での問題を解く時間配分を確認することができ、この調査士実戦答練を受講したことが合格に繋がったのだなと思いました。

教育訓練給付制度を利用して合格直結答練を受講した人のデータが載っていたので参考に挙げておきます。

データはやや古いですが参考にしてください。

資格取得状況

平成31年度平成30年度
資格受験者数150121
合格者3727
合格率24.722.3
引用:厚生労働大臣指定教育訓練講座

講座全体の評価

平成31年度平成30年度
大変満足3227
おおむね満足5142
どちらとも言えない4238
やや不満2519
大いに不満43
評価点平均3.53.6
引用:厚生労働大臣指定教育訓練講座

東京法経学院の土地家屋調査士講座のメリット

合格実績が圧倒的

令和2年度の土地家屋調査士試験の合格者は392人いますが、そのうち東京法経学院の受講者は256名と合格占有率は65.3%にもなります。

内訳としては、講座受講生は33.7%、短期講座の受講生は18.1%、メディア・書籍利用者等は13.5%の合格率となっています。

もちろんこの数字は土地家屋調査士の講座を提供している予備校のうちTOPです。

予備校を選ぶならやはり合格率の高いところを選ぶべきだと思います。

ちなみにアガルートは令和2年度の受講者の合格率56.7%とこちらも高くなっています。

動画のオフライン視聴が可能

講義動画がストリーミング配信ではオンラインでしか受講できないため通信費が気になって受講どころではありません。

しかし、東京法経学院ではWMVダウンロードタイプの講座を受講すれば、講義動画のデータをUSBに保存することができ、オフラインでパソコンやスマホで視聴することができます。

ですので、通勤中・家事の途中・車内でなど色々なところで気軽にながら勉強をしつつ土地家屋調査士に合格することができます。

教育訓練給付制度を利用できる

土地家屋調査士の合格直結答練(通信制)と実践答練(通学制)で教育訓練給付制度を利用することができます。

教育訓練給付制度とは一定の条件を満たした方が厚生労働大臣の指定する講座を受講し修了した場合、修了時点までに実際に支払った学費の20%(上限10万円)が支給される制度です。

合格者に対して全額返金制度がある

新・最短合格講座【2022年試験対象/初学者向け 通信講座】の総合コースで合格した場合に全額返金制度があります。

東京法経学院は良さそうだけど、価格が少し高いなーと思っている人は利用を考えてみてもいいかもしれません。

ただし、全額返金制度を利用するには以下の条件を満たす必要があるので注意してください。

  • 対象年度試験の合格証の控えを提示。
  • 合格者アンケートの執筆。
  • 執筆原稿(お名前・顔写真含む)の販促物またはホームページ等へ掲載することの承諾。
  • 合格者座談会・合格者インタビュー等の実施の際の協力。

質問票ですぐに質問できる

初学者の人だと、講義を受けていてわからないところやもう少し詳しく説明してほしい所が出てくると思います。

東京法経学院では質問票を使うことにより直ちに疑問を解消することができます。

また、初学者講座ではメールでの質問もできるので気軽に質問することができ、不安の解消につながります。

最新の法改正情報などが手に入る

東京法経学院では試験日や願書受付期間を教えてくれるのはもちろんのこと、最新の法改正点の情報も提供してくれます。

独学でテキストを購入して勉強すると、WEBで法改正情報を集めるしかなく不安になります。

この点、予備校に通うことで間違いのない最新の法改正情報を提供してくれるので安心して本試験に挑むことができます。

複素数を習得できる特典がある

新・最短合格講座では複素数を習得するための講座が特典としてついてきます。

土地家屋調査士試験は時間との闘いです。

関数電卓の複素数モードを習得することで、電卓を打つ数が減り時間を短縮できるというメリットがあります。

特典は以下の2つのモードがあるので自分にあったものを選べるのも魅力です。

  • CASIO fx-JP500対応版
  • Canon F-789SG対応版

講師が豊富に在籍している

東京法経学院の土地家屋調査士講座には20人以上が在籍しており、多数の講師の手によりオリジナルテキストや答練などが作成されています。

それだけ多くの講師により作成されているテキストや答練等の質は非常に充実しています。

東京法経学院の土地家屋調査士講座のデメリット

価格がやや高い

東京法経学院は圧倒的な合格者占有率ですが、アガルートと比べて10万円以上高くなっています。

アガルートも令和2年度合格率56.7%と高いので、この辺は自分のお財布と相談しましょう。

以下の受講料は、午前の部免除で、WEB講義を前提にしています。

学校名受講料
アガルート 415,800円
東京法経学院 266,420円(4/16まで)
LEC271,150円(4/30まで)
日建学院 451,000円

テキストを持ち運ぶのが重い

東京法経学院では講義動画はUSBがあるので、持ち運ぶのに便利ですが、テキストは電子化されていないため紙のものを持ち運ぶ必要があります。

別に気にならない人はいいでしょうが、少し不便ですよね。

また、スケジュール管理や弱点や苦手なところをかいつまんで見るしおり機能はないので、パソコンやスマホで勉強したい人には不向きです。

東京法経学院の土地家屋調査士講座のコース

通信講座

土地家屋調査士 新・最短合格講座

WMVダウンロードタイプ  266,420円(4/16まで)

DVDタイプ 295,680円(4/16まで)

※ WMVダウンロードタイプとは講義をUSBやスマホにダウンロードして受講できる形式

※ 新・最短合格講座の総合コースは全額返金対象講座

通信教育には様々なカリキュラムがありますが、オフラインで勉強できるWMVダウンロードタイプがおすすめです。

インプット 

  • 基礎力総合編(全31回)
    • 数学+求積+作図(5回)
    • 民法(6回)
    • 不動産表示登記(19回)
    • 土地家屋調査士法(1回)

アウトプット

  • 応用力養成編(全14回)
    • 実戦答練(12回)
    • 全国公開模試(2回)
  • 総整理養成編
    • 総整理・速解答練(5回)

通学講座

本科2023 +合格直結答練2023総整理・速解答練含むパックコース 371,600円(4/30まで)

対象者

  1. まったく初めて土地家屋調査士受験科目を学ぶ方
  2. 受験経験はあるが、 もう一度基礎からやり直したい方
  3. 測量士補・建築士等を取得した方(午前の試験の部が免除の方

また、通学する際の学校は以下の場所にあるので、近くの人は通学も検討してみるといいでしょう。

私も通学で資格試験に合格しましたが、通学できるなら断然通学の方が勉強しやすいです。

とりあえず、学校に行って自習室にいるだけで、することがないので自然と勉強してしまいます。

また、友達もできるのでモチベーション維持にも役立ちます。

  • 東京校 東京都新宿区市谷本村町3-22 ナカバビル1階
  • 名古屋校 名古屋市中村区名駅3-23-6 第二千福ビル7F
  • 大阪校 大阪府大阪市北区中津1-2-21 明大ビル3F
  • 福岡校 福岡市中央区春吉3-21-21春野ビル3F

午前の部試験の免除資格がない人向け

土地家屋調査士+測量士補 超短期合格講座2023 合格講座フルパック

通学講座 328,724円(4/30まで)

DLタイプ 323,740円(4/16まで)

こちらの講座ははじめて土地家屋調査士を受ける人向けの講座です。

土地家屋調査士試験で合格する人のほとんどは、測量士補をあらかじめ取得してから土地家屋調査士試験に挑みます。

この講座は測量士補試験を受けてから、土地家屋調査士を受けるフルパックです。

東京法経学院の土地家屋調査士講座の割引

東京法経学院の土地家屋調査士講座では以下のような割引を期間限定で行っています。

クーポンがあるのではないかと気になる人もいると思いますが、私が調べた限り今のところクーポンは発行されていないようです。

  • 【土地家屋調査士 新・最短合格講座 】 通信講座
    • WMVダウンロードタイプ
    • 266,420円(4/16まで)
    • DVDタイプ
    • 295,680円(4/16まで)
  • 【本科2023 +合格直結答練2023総整理・速解答練含むパックコース 】通学講座
    • 371,600円(4/30まで)
  • 【土地家屋調査士+測量士補 超短期合格講座2023 合格講座フルパック】午前免除がない人向け
    • 通学講座 328,724円(4/30まで)
    • DLタイプ 323,740円(4/16まで)

東京法経学院と他の講座との価格の比較

学校名受講料
アガルート415,800円
東京法経学院 266,420円(4/16まで)
LEC 271,150円(4/30まで)
日建学院451,000円

東京法経学院と他の講座との価格を比較してみました。

受講料は午前の部免除でWEB講義を受講することを前提に集計しています。

東京法経学院は他の講座と比べると値段的にはやや高くなっており、一番安いアガルートとは10万円以上違ってきます。

東京法経学院がおすすめの人

東京法経学院がおすすめの人は以下のようになっています。

  • 合格占有率の高い実績のある講座を受講したい人
  • 昔ながらの信頼性のある講座を受講したい人
  • オフラインで講座を学びたい人

昔から講座をしており、合格実績の高いところで受講したい人にはおすすめです。

東京法経学院をおすすめできない人

  • 少しでも節約して講座を受講したい人
  • 電子化したテキストで勉強したい人

東京法経学院は講座の価格的には少し高くなっているので、値段が気になる人はアガルートやLECを検討してみるといいでしょう。

テキストなどの教材のレビュー

東京法経学院ではテキストとして、択一対策としては合格ノート、記述式対策としては書式攻略ノートを使います。

下の画像のようにカラーではありません。

アガルートではカラーですが、昔ながらのテキストといった印象です。

しかし、東京法経学院では土地家屋調査士講座を開講してから50年以上が経過しておりそれらのノウハウがすべてテキストに凝縮しています。

東京法経学院のテキスト
引用:ラクマ

東京法経学院以外の通信講座比較表

アガルート東京法経学院LEC早稲田法科専門学院日建
合格率56.7%65.3%50.0%25.0%10.5%
受講料162,800円~217,910円~167,200円~207,900円~23,1000円~
口述対策なしなしなし
質問対応なしなし
添削対応なしなしなし
模擬試験・料金3回・49,500円
6回・87,780円
8回・99,000円
14回・147,400円
10回・105,600円なしなし
特徴サービスが非常に充実合格率No.1カリキュラムが手堅い歴史の長い教育方法で安心豊富なテキスト数

下の記事ではアガルートなどの土地家屋調査士の通信講座5社を比較しています。

それぞれの講座のメリット・デメリット・サンプル講義なども載せているのでぜひ比較の参考にしてください。

サト

サト

不動産鑑定士

宅建に4回落ちたという黒歴史を持つ不動産鑑定士の39歳。
不動産鑑定士の試験勉強時代に全国模試で3位の実績。
宅地建物取引士・ASA機械設備評価士・競売不動産取扱主任者・基本情報処理技術者・TOEIC730点。
宅建など資格の勉強法について書いていこうと思うので参考にして下さい。

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