- 宅建って難しそう・・・
- 宅建に興味あるけど、取得までにどれくらい勉強しないといけないんだろう?
そんなことで悩んでいませんか?
この記事では宅建に合格するまでに必要な勉強時間と勉強時間を短くするための効率的な勉強法を紹介していきますので参考にして下さい。
もくじ
予備校が言っている必要な勉強時間
宅建の予備校によっては合格するためにこれくらい勉強時間が必要ですよと言っているところがあります。
予備校はノウハウを数多く持っているため合格するために必要な勉強時間の平均を知りたい人には目安になるんではないでしょうか。
TACの場合
宅建士試験に合格するまでの学習時間は、標準的に考えれば350~400時間程度は必要と思われます。
もちろん個人差はありますが、少なくとも250時間の勉強時間は必要でしょう。
この勉強時間には、例えばTACで講義を受講している時間も含まれます。
TACでは合格するために必要な勉強時間は標準では「350~400時間」、少なくとも250時間は必要といっています。
ユーキャンの場合
ユーキャンの場合は標準学習期間は6ヶ月と言っています。
少し長いような気もしますが、6ヶ月勉強すればバッチリだよという意味なのかもしれませんね。
当サイトアンケートによる1日の勉強時間
当サイトのLINE@に登録してくれている人を対象に1日の勉強時間をアンケートをしたところ以下のような結果になりました。
1日30分~2時間ぐらい勉強している人が大半のようです。
みなさん、通勤の時間中や家に帰ってからなど毎日コツコツされているのが目に浮かびますね。
みんなの実際の勉強時間
だいたい毎日4時には起きてる。
もう10年くらいです。
昨年はガッツリ資格の勉強時間でした。
無事に独学で宅建試験合格しました。
試験の1年前から勉強始めて約300時間。— こまこま@恐妻家 (@komakoma41) February 18, 2019
【宅建受験生へのエール】
昨年6回目のチャレンジで36点で合格した時の合計の勉強時間は150時間。予定の200時間には及ばず、焦りもあった。しかし、試験直前最後まで過去問マスターの徹底に努めた。結果マグレ当たりも3問近くありギリギリ合格。
受験生の皆さん、最後まで諦めないで✨ pic.twitter.com/tkvsRRBll6— JIRO (@takaji2626) October 12, 2017
宅建、無事合格。ネットでは宅建の勉強時間300hとか言われてるけど実際は100hあればいける。と思ったので1ヶ月1日3hくらいの勉強時間で合格できました。
— ねこさん (@nekosaaannn) December 5, 2018
一人目の人は1年前から勉強を始めて勉強時間が300時間。
二人目の人は勉強時間が150時間でギリギリ合格。
三人目の人は勉強時間が100時間で合格。
実際のみんなの勉強時間はけっこうバラバラです。
ネットでは宅建の勉強時間は300時間ぐらいかかるという意見が多いですが、100~300時間といったところでしょうか。
もちろん勉強時間がどれくらい必要になるかはその人が持つ知識にもよりますし、試験直前にまとめて勉強時間をとれる学生などは短い時間で合格することが可能です。
逆に試験直前にまとめて勉強時間を確保することが難しい、社会人や主婦などは6ヶ月前から初めて毎日隙間時間を利用してコツコツする必要があります。
科目ごとの勉強時間の配分
宅建業法:約90時間
例年20問出題:目標点数17点
宅建業法は35条書面や37条書面など暗記することが多い分野ですが、その反面暗記さえできていれば得点源となる分野です。
暗記する項目が多く、学習が単調になりがちですが一度覚えてしまえば楽なのでしっかり暗記しましょう。
権利関係:約120時間
例年14問出題:目標点数9点
権利関係は民法に関する分野で、暗記する必要もありますが、なぜそうなるのかしっかり理解することが必要な分野でもあります。
出題範囲が広く勉強するのが大変な分野なので初学者の人は苦戦する人が多いです。
法学部で民法についてだいたいわかるよ!という人はここの学習時間を大幅に減らすことができるでしょう。
法令上の制限:約70時間
例年8問出題:目標点数5点
法令上の制限では、都市計画法や建築基準法など不動産に関連する法律について学んでいきます。
都市計画法と建築基準法はボリュームが多くて大変ですが、それぞれの法律が独立しているので、都市計画法を読んだら、過去問を解くという勉強方法がしやすい分野です。
税・その他:約20時間
例年8問出題:目標点数5点
不動産取得税などの税法や地価公示法などが出題されます。
ボリュームも多くないので、学習はわりと楽な分野です。
学習の気分転換にぼちぼち初めていけば終わるでしょう。
勉強する順番
本試験で出題される順番は以下のようになっています。
権利関係 | 法令上の制限 | 宅建業法 | 税・その他 |
---|---|---|---|
問1~14 | 問15~22 | 問26~45 | 問23~25・問46~50 |
この通り順番に学習するのもいいですが、個人的には
権利関係 ⇒ 宅建業法 ⇒ 法令上の制限 ⇒ 税・その他
の順番で勉強するのがいいように思います。
多くのテキストは宅建業法が最初になっていますが、宅建業法は誰に届出するとか単調な内容が多いので飽きてしまいがちです。
ですので、まず最初は民法の権利関係を勉強するのがいいでしょう。
勉強のスケジュール
6ケ月前からの勉強スケジュール
6ケ月前からの勉強スケジュールとしては、まずテキストの読み込みですが、これはずっと続ける必要がありますが、基本的には4月から初めて7月までには終わらせましょう。
そしてテキストを読むのと同時に過去問も解いていって7月には終わらせるといいですよ。
過去問はできれば10年分解くといいですが、量が多すぎて消化不良になりそうだったら5年分とかに減らすといいでしょう。
テキストの読み込みと過去問の演習が終わったら次は、予想問題を解きましょう。
予想問題を解きながら、重要なところはテキストに書き込むようにしてどんな問題が出ても対応できるように知識を増やしていきます。
最後の1ケ月は模擬問題を解きながら、改正点や自分が苦手な分野を中心に勉強していきます。
これだけできれば余裕で合格できると思います。
3ケ月前からの勉強スケジュール
3ケ月前から勉強を始める場合は、すべて完璧にこなすことはほぼ不可能です。
宅建には毎年必ず出題される分野や隔年で出題されている分野があるのでその分野を中心にテキストの読み込みと過去問の演習を繰り返すようにしましょう。
毎年出題される分野としては、宅建業法の業務上の規制や35条書面、都市計画法などいくつかあります。
また、隔年で出題される分野としては、不動産取得税や鑑定評価基準、地価公示法などがあります。
勉強する範囲を絞って確実に得点できる分野を増やすことが短期合格の近道だと思います。
勉強時間を短くする効率的なおすすめ勉強法
勉強時間を短くする効率的な勉強法は3つです。
- 解ける問題を繰り返し解かない
- 法律の改正点はしっかり押さえる
- テキストを読んだらその分野の過去問をすぐに解く
解ける問題を繰り返し解かない
宅建試験を合格する上で過去問を繰り返し解くことは非常に重要ですが、過去問を最初に解くときに何回やっても正解する問題はもう解かないようにしましょう。
時間が無駄ですからね。
具体的には、最初過去問を解くとき肢の横に、◎、〇、×を付けましょう。
分け方は、
× → 何回やっても正解するので繰り返し解かない
〇 → なんとなく正解したけど理由まではわからなかった
◎ → 不正解で理由もわからなかったとします。
×を付けた肢は基本的にはもう解かなくていいです。やるとしても本試験の直前だけにしておきましょう。
正解した肢でも理由がはっきりわからずなんとなく正解した肢は繰り返し解きます。
そして、何回も繰り返して理由も完全に覚えて正解が確実にできるようになったら×をつけて、また当分の間その肢を解きません。
これを根気よく繰り返して全部正解できるようにしましょう。
法律の改正点はしっかり押さえる
法律の改正点は必ず狙われるところですのでしっかり押さえておきましょう。
狙われやすいところをしっかり勉強することで勉強時間の短縮を図れます。
試験直前に見直すようにノートなどでまとめておいたほうがいいかもしれませんね。
テキストを読んだらその分野の過去問をすぐに解く
宅建の勉強を始めるときにまずテキストを最初から最後まで読もうとする人もいますがそれはやめましょう。
基本的にテキストを読んで理解したつもりでも知識が定着しないので、過去問をすぐにやることによって知識を定着させていきます。
例えば都市計画法のところをテキストで読んだらすぐに都市計画法の過去問を解きましょう。
宅建の試験は基本的にすべての分野が関連しておらずそれぞれが独立しているので小分けに勉強した方が集中力も持続できますし効率的に勉強することができます。
会社員の人なんかは家でテキストを読んで、通勤時間にアプリでその分野の過去問を解くという勉強スタイルなんかいいかもしれませんね。
メリハリをつけて勉強する
宅建の試験においてはすべての分野からまんべんなく出題されるというわけではありません。
何年も出題されていない分野もあれば、都市計画法や建築基準法のように毎年必ずと言っていいほど出題される分野もあります。
ですので、よく出題される分野については優先的に勉強していくほうが効率的に得点することができるでしょう。
分野ごとの出題傾向と得点目標は下の記事にまとめているので参考にしてください。