サト
令和4年と最近合格したみさとさんに合格体験記を執筆して頂きました。
よろしくお願いいたします。
バイト先の居酒屋で「学歴がない女は社会のお荷物だ」と言われ悔しくて宅建を受験しました。
そんな私の合格体験記を読んで頂けると嬉しいです。
サト
では、まずはみさとさんに簡単な自己紹介をしてもらいましょう!
もくじ
年齢、受験回数、勉強期間など簡単な自己紹介
私は不動産業経験のない20代の主婦です。
令和4年の宅建試験を受験し、みごと1発合格しました。
宅建試験を目指すことになったわけ
宅建士試験を受験しようと思ったきっかけは私は高校を中退しているのですが、当時働いていた居酒屋のお客さんに学歴をばかにされたことです。
「学歴がない女は社会のお荷物だ!」
とまで言われ腹が立ちギャフンと言わせてやりたくて
そのお客さんが自慢していた宅建士試験を受験することに決めました。
今思うと私も性格悪いですね(笑)
具体的にどんな勉強方法で合格できましたか?
不動産に関する知識が全くない素人だった私が実践し、1発合格した勉強法をご紹介します。
- 宅建試験に関するまんがを読む
- ひたすら過去問を解く
- 平日の帰宅後のスケジュールを習慣化する
- 休日はリフレッシュに努める
- スマホアプリを活用する
- 過去10年分の試験問題を実際に時間を図りながら当日と同じ状態で解く
- 試験前に発売される想定問題集を本試験の直前(私は前日)に解く
- 2〜3年の間に改正された箇所について勉強する
- 苦手なところは潔くあきらめる
宅建士試験に関するまんがを読む
まずざっくりとした内容を把握するために1番初めに宅建士試験に関するまんがを購入し読みました。
私が読んだのは『これだけ まんが宅建士』で、このまんがを読んでいる段階では全体像をつかむだけで完全に理解しなくても大丈夫です。
この時点ではまんがを読んでもちんぷんかんぷんで受験に絶望したのを覚えています(笑)
でもまんがを読むだけでこの後の本格的な勉強をスムーズに始めることができました。
ひたすら過去問を解く
教材はユーキャンの宅建士講座を使用しました。
この教材は科目ごとに教科書と過去問集の6冊に分かれていて、1単元ごとに
- 教科書を読む→過去問を解く→間違えた問題の教科書の解説を読み直す
をひたすら繰り返しました。
試験までに全ての科目を3往復はしたと思います。
体を動かしながらの方が覚えが早いとテレビで見てダイエットがてらフラフープを回しながら教科書を読んでいました(笑)
最初は教科書をひたすらノートに書き写して暗記していたのですが、範囲が広すぎるので全て覚えるのは不可能だし、実際に問題を解かないと覚えたと思っていても実際には覚えられていないことが多かったです。
なので、過去問で出そうなところ、自分の苦手なところを克服していく方が効率がいいと思います。
平日の帰宅後のスケジュールを習慣化する
勉強を始めてからは「平日は19時に仕事から帰宅して、20時までにランニング・お風呂・食事を済ませ、20時から2時間〜3時間ほど勉強する」というのを習慣にしました。
習慣化することによって、生活にメリハリも出るし勉強する時間が決まっているとその時間に一気に集中して勉強することができました。
家庭がある人はこの数ヶ月だけは家族に理解してもらって1人で集中できる環境を作ってもらうことをおすすめします。
内容が複雑だったりするので静かな環境で勉強した方がはかどりました。
休日はリフレッシュに努める
気分が乗らない時に無理に勉強しても頭に入ってこないので、休日はやりたいと思った時に集中して勉強する。
やりたくないと思った日は勉強のことは忘れてリフレッシュしました。
勉強にも自由な休日を設けることで、ストレスなく勉強を続けることができました。
スマホアプリを活用する
実際の過去問をランダムで出題してくれるスマホアプリも使用したのですが、空き時間や教科書を出して勉強するほどの気が起きない時などにすごく役立ちました。
私がインストールしたのは500円ほどのスタケンアプリです。
7月の下旬くらいから本格的に勉強を始めて、9月いっぱいまで上記の勉強法でひたすら繰り返しました。
過去10年分の試験問題を実際に時間を図りながら当日と同じ状態で解く
10月に入ってからはどれだけ勉強していても実際の試験時に力を発揮できなければ意味がないと思い始めました。
そのためにも過去10年分の試験問題を実際に時間を図りながら試験当日と同じ形式で解くことにしました。
その際、間違えた問題は以前と同じようにテキストで解説を読み理解を深めることも繰り返しました。。
試験前に発売される想定問題集を本試験の直前(私は前日)に解く
想定問題集で出た問題が実際に本試験に出題されていたので、使用することをお勧めします。
いろんな出版社から発売されていてどれがいいのかわからなかったので、本屋で一番目立つ場所に置いてあった問題集を購入しました。
2〜3年の間に改正された箇所について勉強する
新しく改正された箇所は試験に出やすいので、徹底的に勉強しました。
苦手なところは潔く諦める
10月くらいになってくると何度勉強しても覚えられないところが出てくると思います。
私は権利関係(民法)がとても苦手でした。
どれだけやっても頭に入らない箇所に時間を取られるのはもったいないと思うので、苦手なところは後回しにして得意なところを完璧にしようと勉強していきました。
実際の試験も合計点39点中
- 宅建業法:20問中20問
- 法令上の制限:8問中7問
- その他の法令:8問中6問
- 権利関係:14問中6問
ほとんどは得意な宅建業法で得点しました。
(宅建業法の全問正解は驚きましたが笑)
この試験を受け合格したことでを引け目に感じることがなくなりました。
むしろ勉強をしてこなかったのに難しい試験に合格したことで自信がつきました。
勉強法について色々話してきましたが、私が一番大切だと思うのは、宅建士試験に合格すると自分で決め、言葉に出すことだと思います。
「来年もあるし」
「みんな何回も受けてるし」
「仕事が忙しいから受からなくても仕方ない」
と自分に逃げ道を作っていても勉強は身についていきません。
言葉に出すことでそれが言霊になって自分の決意を固くしていきます。
「受からないかもしれない」
と不安になるときもあるけど、自分ならできると自分で自分を信じること。
その自信がやる気になって、そのやる気が合格への道しるべになります。
これから宅建試験を受ける人へ合格するためのアドバイス
宅建士試験は頑張れば誰でも受かる試験だと私は思います。
でも逆に言えば頑張らなければ受からない試験だとも思います。
今は大変かもしれないけどこの努力は必ず報われます。
これから宅建士試験を受けようと思っている全ての人を応援しています。